こんにちは、本日はレビー小体型認知症についてのお話です。

アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症と同じ認知症であり、変性性認知症の一種です。日本では三大認知症の一つであります。

レビー小体型認知症について(1)

では、ここでレビー小体型認知症の治療についてお話していきます。
治療には認知症の治療と認知症と関連して起こる行動・精神症状(BPSD)の治療があり、それぞれ薬物療法と非薬物療法があります。認知症の薬物療法とし ては、レビー小体型認知症(DLB)に特異的な治療薬はありませんが、アルツハイマー型認知症の治療薬でもある、ドネペジル(アリセプト)は実はDLBに 最も効果があることが分かっています。
日本でも発売される予定のガランタミンやミバスチグミンも同じような効果があります。
しかし、あくまでも認知症の進行を遅らせる効果しか期待できない為、根本的な治療が必要になってきます。
また、非薬物療法に関してDLBではアルツハイマー型認知症より、特に進行が時期には認知症、特に短期記憶障害が軽いので、早期からの働きかけが大切です。

次に、レビー小体型認知症の介護についてお話していきます。
レビー小体型認知症(DLB)は最も介護が大変な認知症と言われています。基本は①患者中心の介護と②その人に合わせた介護が必要です。とくに②についてはDLBを理解しないと上手く介護が出来ません。
DLBの介護で特に注意すべき点は、特に初期には記憶障害がアルツハイマー型認知症より軽いことです。よって、「場当たりな対応」「一時的なごまかし」は効きません。支持的にそして出来るだけ納得できるように接してあげることが大切になってきます。

レビー小体型認知症について(2)ロイヤル川口でも認知症のご入居者に接する際も注意する点は多いものの、ご入居者の尊厳を大切にしつつ対応に当たっております。
ご入居者の笑顔がそれを物語っております。ご見学にお越しの際はご入居者の表情や職員の対応も見てもらえればと存じます。